あとがき 〜「チェンジ」〜
原案 3年前
執筆年月日 2000/1/16
この作品は原案を引っぱり出してきて、HP用に書き上げたものです。
このネタは何度も書こうとして、いつも書き上げることが出来なかった
曰く付き(?)のネタだったんですが、今回何とか書き上がりました。
今まで書いていたものとは、まったく違う方向に進んだのが良かったのかも知れません。
私は猫のキョウや飼い主のマサアキよりもボスが好きです。
江戸っ子なボスがお気に入りで、途中で彼を主人公にしようかと思ったくらい。
書いている間中「ルドルフとイッパイアッテナ」という児童書が頭にありました。
このお話、小学生の頃に読んだので記憶が曖昧ですが、とにかく面白い話でした。
ある街にルドルフという飼い猫がいました。
ある時、散歩の途中、間違えてトラックに乗り込み見知らぬ街へ。
そこで出会ったボス猫のイッパイアッテナ。
彼の名前の由来が、とても面白い。
彼は野良猫で、ボス猫で街の人とも顔見知り。
そこでいろんな人に名前を付けられ
あまりの量に自分でも覚えていない。
ルドルフに名前を尋ねられて、彼が「いっぱいあってなぁ・・・」とつぶやいた
ところから命名されてしまったという(笑)
彼はずっと前に飼われていた主人に、文字の読み書きを教えられていました。
その大きくて立派な前足で文字を書くことが出来る。
しゃべることは出来ないが文字を読むことが出来る。
彼の趣味は小学校に忍び込んで図書室の本を読むこと。
彼にそれを教えて貰った野良猫一年生のルドルフが巻き起こす騒動なんかが
とにかく面白くて小学校の頃、何度も読みました。
猫は猫でいろいろ大変なんだ。と本気で思いこんでました。
猫を飼う今、きっとそうなんだろうなと、思うようになりました。
この作品、思い入れはあるけれどかなりどたばたで書いたので
出来はイマイチの感があります(笑)<そんなのアップするな!