あとがき 〜「チョコレート・ブラウニー」〜




プロローグ

 このお話、いきなりこれで始まります(笑)
実は、この部分が一番大好きでお気に入りだったりします。
最初に、ルビーさんからキリ番プレゼントの設定を頂いたとき、
こんな感じでどうですか?と提示させていただいたイメージです。
それがそのままストーリの頭として、残っています。
このお話は、ここから始まったのでした。

1.告白の行方

男性の読者の方がいたら、お伺いしたい。
 あなたが同性に告白されたら、どう反応しますか?
はっきりいって、びっくり仰天!っていうのが一番なんじゃないでしょうか?
そして、あなたならどう答えますか?
はっきりいって、見当がつきません (;^_^A
 だけど、好きだという気持ちは、むげに断ることも出来ないと思いません?

2.きっかけは腹の虫

いや、笑いを取りたかったんじゃなくて・・・。
こういうことがあったとしたら、仲良くなれると思いません?
始めまして、よろしくです。
なんてみんなが緊張するような出会いでも友情は出来ると思います
が、それに特別なシチュエーションがあった場合、
打ち解けるのが早いし、楽しい思い出でしょう?
だから、こういうのがあったらいいなぁって、希望も含んでます

3.偏見のレンズ

 日常生活の中でも、”イロメガネ”で人を見てしまうこともある
人はそれぞれ価値観を持って生きています。
それにあてはまらないからといって、その人は違うのだと思うことは
とてもおろかなことだと思っています
だけど
ひとはそんな正しいことばかり出来るわけではありません
だから
大切な友達にだけはそんな目で見たくない
和実自身、それは痛いほどわかっているのだと思います

4.言葉が足りない

言葉に出来ない気持ちがあると思う
言葉にしなくちゃいけない言葉もある
その言葉を見つけるには、まだすこし時間が足りない
 でも、どれだけ時間をかけたらいいのか
わからないことだらけ、なのでしょうね
まっすぐに人の気持ちにぶつかるというのは、きっとそういうことなのです

5.友達と 恋人の間

この辺の微妙間って、あると思いません?
肉体関係を持ったら恋人同士か。というのも違う気がするし
お互いが愛し合っていたら恋人同士か。それも違う気がする。
どちらも恋人同士という形を作る因子ではある
だからといって、それらがないから
友達同士。と簡単に境をつけるのはどうかと思いました。
本当のところはどうなんでしょうか?

6.人を想う強さ

結局、どれだけ人を愛せるかということが全てなのだと思います
由羽も、カイも誰かを強く愛して、その恋を誇りに思う
それが何より正しくて、何よりかえがたいものなのだと
それだけ強く誰かを愛してみたい
なんだか、二人がうらやましい気がしました

7.救われた気持ちと、救われない気持ち

このお話では失恋することを「救われる」と表現しています
強すぎる想いから、相手を想う気持ちから開放されるという意味も込めて
叶わない恋に苦しむ気持ちから開放されて
失恋という終わりをむかえることで、恋は思い出になります
それが、救いになるかわかりませんが
それで楽になる気持ちも、きっと出てくると思う
失恋は、悲しいことではないのだと、私は思います。
失う恋も、叶う恋も、恋にかわりはありません
人を想う気持ちにも、かわりはないのですから

8.逃げ道は、ない

いいかげん、カイ君も堪忍袋の緒が切れちゃったのでしょう
そりゃぁ、あれだけ避けられ続けたらたまりません
切なくて、苦しくてどうしようもないと思います
7話あたりから、本当はカイ君の心情を書きたいくらい
彼にはいろんな気持ちがあったのだろうと思っています
恋をする人間は、それだけ魅力的だということです

9.見せつけられた激情

とうとう、きました衝撃のラブシーン!!!(笑)
もっと衝撃的な展開にしようかと思ったんです。
そりゃぁもう、18禁一歩手前!くらいまえのを(爆)
男の人の欲望は性衝動に転換されやすいと思います
それは本能だとも思うし、そんなダイレクトな生き方は女性としてうらやましい気もします
言葉ではごまかしがきかない、本気でしか動けないからです
だからこそ、男性の気持ちは誤解されがちですが
カイ君だって、純粋な気持ちが体を動かしているのだと思います
世の中の多くの男性がそうであるように

10.置き手紙

カイが帰国してしまいました
今まで一言も発しなかったマスターがしゃべています(笑)
はっきりいってマスターのキャラクターは作っていなかったので、ちょっと苦労
ただ、マスターのキャラクターは、カイのお父さんに繋がるものがあります
兄弟そろって口下手で不器用なのだと思います
ところで、カイ君はどうしているでしょうか?。
先に気がついたって感じでしょうか。

11.ラブレター

ラブレターというものを書いたことがありませんσ(^_^;)<作者
でも、ラブレターの部分はわりと早いうちに出来上がっていました。
それをラブレターという形に加工したのですが・・・
ラブレターなんてそう貰うものでもないですから(笑)
そんなのわからーん!って
本当は、ラブレターってどういうものなんでしょうね。

12.戻ってきた友達

カイが戻ってきましたよぉ!!めでたい。
すっきりして帰ってきた様で、二人の友情も見事復活です
実際、そんな簡単にこじれたものが元に戻るのか
それはどうだろう?っていうきもするのですが
でもそうであって欲しいという作者の願いと
カイが片付けてきたいろんなもののおかげと
和実自身の成長だと思います

エピローグ

終わり方はこれでよかったのか、ちょっと不安です
リクエスト作品を書き上げたときはいつもそうなのですが
リクエストをしてくださった方の意向に沿えたのかどうか
それを考えるとあれこれと気になってしまうのです(^_^;)

今回もまた、おそろしくスローペースでしたm(._.)m
大変申し訳ありませんでした。

リクエストを下さったルビーさん
大変お待たせしました。
素敵なお話を書かせていただいたこと、感謝しております。
ルビーさんの思うとおりの作品にならなかったこと
本当にごめんなさいです。
それでも、この作品を受け取ってくださるとうれしいです。

 

ラストまでお付き合い下さいまして、ありがとうございました。

 

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